2012年5月16日水曜日

うつ病に効く食事とは?|管理栄養士コーゲヨーコの「バランス喰楽部」



「ニューヨークタイムズ」紙では

「疫学的研究のグランプリ」と高く評価しています。

1980年代末アメリカ人

1980年代末中国人の比較と、

日本人2003年厚生労働省「国民栄養調査」を

合わせて比較してみました。

●心臓病の発生率●

アメリカ人・・・非常に多い

中国人・・・・・非常に少ない

日本人・・・・・増加中

●ガンの発症率●

アメリカ人・・・非常に多い

中国人・・・・・非常に少ない

日本人・・・・・増加中

●糖尿病●

アメリカ人・・・非常に多い

中国人・・・・・非常に少ない

日本人・・・・・増加中

●骨粗鬆症●

アメリカ人・・・非常に多い

中国人・・・・・ほとんどなし

日本人・・・・・増加中

●BMI値(体重を身長の2乗で割った数値)●

アメリカ人・・・25.8

中国人・・・・・20.5

日本人・・・・・22.0

ココからは、多い順に並べてみました。

中国人をわかりやすいようにで記します。

●タンパク質摂取量

①アメリカ人 91.0g

②日本人   71.5g

③中国人  64.0g

●動物性タンパク質摂取量÷総タンパク

①アメリカ人 70%

②日本人   54%

③中国人  10%

●脂肪摂取量÷総エネルギー

①アメリカ人  36%

②日本人    25%


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③中国人   15%

●炭水化物摂取量÷総エネルギー

①中国人   77%

②アメリカ人  70%

③日本人    54%

●カロリー(Kcal)摂取量

①中国人  2636Kcal

②アメリカ人 2360Kcal

③日本人   1920Kcal

●鉄摂取量

①中国人  34.4mg

②アメリカ人 18.4mg

③日本人    8.4mg

●ビタミンC摂取量

①中国人   140mg

②日本人    120mg

③アメリカ人   73mg

●カルシウム摂取量

①アメリカ人  1143mg

②中国人    544mg

③日本人     543mg

●食物繊維摂取量

①中国人   33g

②日本人    14g

③アメリカ人  12g

●コレステロール値

①アメリカ人  215mg/dl

②日本人    210mg/dl

③中国人   127mg/dl

●初潮年齢

①中国人  17歳

②日本人   12歳

③アメリカ人 11歳


この調査で、わかったこと・・・。

中国の田舎に住む人々は、

ほとんどが徹底した

「菜食主義」(低脂肪、高繊維の食事)で、

朝食を例にとると、

おかゆや豆乳を添えた油条(揚げパン)、

包子(肉や野菜の餡入りまんじゅう)、

焼餅(小麦粉を薄く伸ばして焼いたもの)

泡飯(ご飯に汁をかけたもの)


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ピータンと豚肉のおかゆなど

各種のおかゆや

ワンタンを食べていました。

ご飯中心の食事だから、

炭水化物やカロリーが多く

逆に

動物性タンパク質や脂肪の摂取が少ない

ことがわかります。

野菜や果物を摂っているから、

ビタミンや食物繊維が多く

コレステロールが少ないんです。

そして何故か

日本人が不足している「鉄分」が、

日本人の4倍も摂取できています。

そして一番最後に

女性の初潮年齢を書きましたが、

何故書いたかというと、

「脂肪の摂取量が多いと、

初潮の早まる年齢を早め、

後に乳ガンになる危険率を高める要因となる

からです。

日本も昔は、中国人並みだったはず。

しかし、食生活が変わり、

脂肪の摂取量反比例して、

初潮年齢は低下していき、

それと比例して乳ガンの発生率が増加しています。

それから、

中国人は、「骨粗しょう症」が少ないと書きましたが、

中国には「骨粗しょう症」という

言葉自体がないそうです。

知ってました?

中国人=「牛乳を飲まない」

民族だということを・・・。

日本人は、

「牛乳」=「骨粗しょう症対策」と考え、

「牛乳を飲まないと骨粗しょう症になりますよ~」

指導していると思いますが、


思春期の減量プログラム

牛乳を飲まない中国人が骨粗しょう症にならず、

牛乳を飲む日本人に「骨粗しょう症」が多いという・・・

********************

ここまで書きました。

続きは、よかったらコチラを読んでください→コチラ

現在中国は

「世界一の糖尿病患者」

になりました。

その人数は、9240万人です。

もちろん、皆さんおわかりのように、

ライフスタイルが変わったからです。

医療費もかかるでしょう。

でも

「6割が糖尿病であることに気づいていない」

そうです。診断も治療も受けていない人が

多いそうです。


日本でも、

今のダイエット傾向の妊婦さん

妊娠・出産すると

赤ちゃんが生まれてすぐに

糖尿病になる可能性もあります。

詳しくは→赤ちゃんが危ない!今どきの 妊婦さん

ここで、やっと冒頭の

「うつ病を治す食事について」

ですが、

栄養素でいうと「ビタミンB3」です。

ビタミンB3ってあんまり聞かない人には、

「ナイアシン」といった方がわかりやすいかも。

ビタミンB3は、

ビタミンB1・B2・B6が不足すると

十分に体内合成できなくなります

ビタミンB3が多く含まれていて、

ビタミンB1・B2・B6を多く含んでいるもの

あります。

そう、私が最近プッシュしているものです。

それは、かつお節です。

にせ発酵食品について→コチラ

私は、今、本気でかつお節の本枯節を

買って、自分で削ろうかなと考えてます(笑)



やはり、体には、野菜や大豆食品・

果物・海藻などと発酵食品が

体にいいこと、

精神の機能に必要な脳内アミンは、

自然の食品に多いといいます。

日本食、見直した方が良いようです。

冒頭に戻りますが、

同じ甘いものを食べても、

私たち世代はまだ「歯止め」が

きいていると思います。

なので、私たち世代は

食で「うつ病」になることは少ないのでは

ないでしょうか。

20代~30代に「うつ病」が増え、

摂食障害になるということ、低年齢化している

ということは、食生活に関係しているのでは

ないかと思います。

欧米化による食生活が、生まれたときから

当たり前になっているのです。

食品添加物もね・・・。

酸化した惣菜も食べてるし・・・。

加えてソフトドリンクや甘いもの。

確かに便利な時代になりました。

でも、健康であるか・・・を考えないと

今後は薬漬けになってしまいます。

日本食、見直した方が良いようです。



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