2012年4月29日日曜日

統合失調症 - Wikipedia


:lang="ja" xml:lang="ja">

統合失調症(とうごうしっちょうしょう、ドイツ語: :lang="de" xml:lang="de">Schizophrenie、英語: :lang="en" xml:lang="en">schizophrenia)とは、19世紀の脳病学者E・クレペリンが複数の脳疾患を統一的な脳疾患カテゴリーとして取りまとめた「早発性痴呆症」をスイスの精神科医オイゲン・ブロイラーが、その症状群の形容から1911年の著書「"DEMENTIA PREACOX oder GRUPPE Der SCHIZOPHRENIEN" (E.BLEULER 1911):早発性痴呆症あるいは精神分裂病群の集団」の中で定義・呼称した精神疾患群の日本語名称である。

ブロイラーは当該症候群の特徴は「精神機能の多様な分裂(独:Spaltung der verschiedensten psychischen Funktionen)」を基本的症状として有するとしてSchizo(分裂)・Phrenia(精神病)と呼称した。ここで「精神機能」とは、当時流行した連合主義心理学の概念で、「精神機能の分裂」とは主に「連合機能の緩み」及び「自閉症状」を意味する。

主要な症状は、基礎症状として「認知障害(連合障害)「陰性症状(自閉等)」であり、副次的に「精神病状態(幻覚妄想)」など多様な症状を示し、罹患者個々人によって症状のスペクトラムも多様である。

日本国政府には独自の診断・統計基準は無く、WHO国際疾病分類第10版(ICD-10)を用いており、当該マニュアルではF20になる。日本国においては、2002年(平成14年)まで精神分裂病(せいしんぶんれつびょう)と呼ばれていた。発病率は全人口の約1%程度と推計されている。[1]

上記のとおり当該疾患グループは、精神障害の診断・統計カテゴリーの一つで、自閉症状と連合障害(認知障害)を基礎障害とする複数の脳代謝疾患群と考えられている。この精神疾患のグループが同根の神経生物学的基礎を有するか否かは現在のところ全く不明である。E・クレペリンは死後脳解剖から前頭葉に類似の細胞変性を観察しているため早発性痴呆群を一つの統計カテゴリーとしたが、E・ブロイラーは相当多数の疾患群の寄せ集めであろうと予測しており、現在までに決着はついていない。

E.クレペリンおよびE.ブロイラーが例示した疾患群は以下のとおり。

  1. 単純型痴呆
  2. 破瓜病
  3. 緊張病
  4. 妄想性痴呆

当該疾患群に共通する症状は精神分裂症(精神機能の分裂症)と呼ばれる状態で、記憶と妄想が時系列的に混在して思考や感情がまとまりにくくなり、罹患者が本来有している知的水準や身体能力から期待される役割遂行能力が顕著に傷害され、回復のために治療や社会的な援助が必要となる。本来当該疾患は疾患概念であるが回復の困難性から保健福祉行政上は(自己申告により)障害者概念が適用される。

厳密には根本的な原因は不明であるが、神経伝達物質のインバランス等の脳の代謝異常と心理社会的なストレスなど環境因子の相互作用が臨床的な発症の発端になると推測されている。心理社会的な因子としては「分裂病者の母親(ダブルバインド)」や「HEE(高い感情表出家族)」などが注目されている。発症率は約1%弱と推計され、日本全国では約79.5万人が罹患していると予測されている。自閉や連合障害、あるいは易疲労性からくる脳の疲弊によって、一部の患者では特徴的な幻覚や妄想を発症する頻度が少なくない。この妄想および幻覚症状は脳内の伝達物質のインバランスの可能性が強く主にドーパミン遮断剤の適量の投与によって高い確率で症状の抑制が可能であるとされる。近年では遮断剤(抑制剤)のみでなくドーパミ� ��安定剤も開発され認知障害や陰性症状などの基礎障害への効果も期待されている。

元々ドイツ語のSchizophrenieに対する訳語として、日本では明治時代に精神分裂病と訳された。Schizophrenieはギリシャ語のschizo+phren(分裂+横隔膜) から。これはギリシャ時代の医者が魂は横隔膜にあると考えていたことに由来する。

本来、精神分裂病の「精神 (phrenie)」は心理学的意味合いで用いられた単語であり、「知性」や「理性」を現す一般的な意味での精神とは意味が異なる。ところが、「精神分裂病」という名称が日本では「精神が分裂する病気」→「理性が崩壊する病気」と誤って解釈されてしまうケース(統合失調症患者であっても、理性が崩壊するとは限らない)が見られた。患者・家族団体等から病名に対する偏見が著しく強いという苦情が多かった。そこで、2002年(平成14年)に日本精神神経学会総会によって英語のschizophreniaに対する訳語を「統合失調症」にするという変更がなされた。

名称変更でかかった費用の一部は治療に使われる抗精神病薬を販売している外資系企業から提供されたという[2]詳細は全国精神障害者家族会連合会の項を参照。

[編集] 江戸時代の日本

江戸時代の日本の医家の間では、「柔狂」や「剛狂」と呼ばれる精神疾患が知られており、それぞれヨーロッパでの「破瓜病」、「緊張病」に相当する病状であったとされている[4]。中期の儒医・香川修徳(香川修庵)は著書「一本堂行余医言」[5]に「狐憑きも野狐の祟りなどではない。被害妄想、誇大妄想、感情荒廃、強迫観念、自閉、不眠、幻想、抑鬱などは狂の症状である。」との意味を記していた[6]

思春期から青年期(20歳代)に発症することが多く、小児期の発症や老年期での発症もみられる。男性と比較して女性は平均発症年齢が遅く、閉経後にも小さな発症のピークがある。

[編集] 罹患率・有病率など

2004年の100,000人あたりの統合失調症の障害調整生命年

  no data

  ≤ 185

  185–197

  197–207

  207–218

  218–229

  229–240

  240–251

  251–262

  262–273

  273–284

  284–295

  ≥ 295

生涯発病率は約0.85% (120人に1人)であり、まれな病気ではない。米国では生涯罹患率は約1%[7]で、年間発症率は10万人当たり1000人[8]とされる。性差によって発病率は変わらない。

アメリカで行われた調査では日照量の多い地域と土壌中のセレン濃度の多い地域では極めて珍しく、そうでない地域では有病率の比較で相対リスクが高いとの結果が報告されている[9]

研究対象となった地域・人種などにより罹患率の差があるが、診断基準にも左右され、その意味は明らかではない[10]。アイルランドでの地方間における罹患率の差も議論の対象となっている。

厚生省(現・厚生労働省)が1963年に行った精神衛生実態調査によると、統合失調症にほぼ該当する精神分裂病の日本人における有病率は0.23%である[11]

[編集] 発病の危険因子

精神医学では胎児・幼年期に於ける遺伝子損傷が脳の発達に影響し、成長するにしたがって器官機能に異常をきたし、ホルモンバランスを崩して統合失調症に至るという見方である。

出生時の産科的合併症[12]や父親の高齢(父の年齢が10歳増すごとに統合失調症になるリスクは有意に1.47倍増加)[13]、冬生まれ[14]、妊娠中の大きなストレス[15]や幼年期に於ける飢餓[16]、毒素への曝露[17]、薬物乱用[18]、家ネコへの曝露[19]等によるトキソプラズマの感染[20]等は有意に統合失調症発症リスクを増加させるものとしている。

[編集] 合併症の疫学

統合失調症の患者は関節リウマチに罹患しにくいことが知られている。最近の研究[21]によれば、およそ4倍前後の差があるとされる。

分類はICD-10による。

[編集] 妄想型 (ICD-10 F20.0)

(en:Paranoid schizophrenia) 妄想・幻覚が症状の中心である。解体した言動が乏しい。統合失調症の中で最も多いとされている。思春期から青年期(20歳代)に発症することが多い。

[編集] 破瓜型 (ICD-10 F20.1)

(en:Disorganized schizophrenia) 思春期前半に発症することが多い。解体した思考や行動(まとまりのない思考や行動)が主体である。激しい症状がない場合もある。未治療の場合、周囲に関心を持たず不活発になり、外部と接触しなくなる。予後は一般的に悪い。

[編集] 緊張型 (ICD-10 F20.2)

(en:Catatonia schizophrenia) 興奮・昏迷などの症状を呈する。同じ動作を繰り返す。上記2タイプに比べて稀である。

[編集] 鑑別不能型 (ICD-10 F20.3)

(en:Undifferentiated schizophrenia) 一般的な基準を満たしているものの、妄想型、破瓜型、緊張型どの亜型にも当てはまらないか、二つ以上の亜型の特徴を示す状態。[22]

[編集] 統合失調症後抑うつ (ICD-10 F20.4)

急性期の後に訪れることが多く、自殺などを招くことがある。治療法はうつ病にほぼ準じる。

[編集] 残遺型 (ICD-10 F20.5)

陰性症状が1年以上持続したもの。陽性症状はないかあっても弱い。他の病型の後に見られる急性期症状が消失した後の安定した状態である。

[編集] 単純型 (ICD-10 F20.6)

陰性症状が強く現れ、陽性症状はほとんど見られない。破瓜型に似ているが、自我意識の喪失がない点が異なっている。

[編集] その他の統合失調症 (ICD-10 F20.8)

急性統合失調症性エピソード、体感症性統合失調症、遅発性統合失調症、統合失調症様状態

[編集] 特定不能の統合失調症 (ICD-10 F20.9)

統合失調症、特定不能のもの

[編集] 発病原因

脳に器質的な障害が発生することによるかどうかは両論ある。病因については、神経伝達物質の一つであるドーパミンの過剰によるという仮説をはじめ、様々な仮説が提唱されている。しかし、明確な病因は未だに確定されておらず、発病メカニズムは不明であり、いずれの報告も仮説の域を出ない。

一卵性双生児研究において一致率が高い (30 - 50%) が100%ではないことなどから、遺伝的要因と環境要因両方が発症に関与していると考えられている。遺伝形式も不明で、信頼できる原因遺伝子の同定もされていないが、約60%が遺伝によるとの報告[23]がある。

[編集] ドーパミン仮説

中脳辺縁系におけるドーパミンの過剰が、幻覚や妄想といった陽性症状に関与しているという仮説。実際にドーパミンD2受容体遮断作用をもつ抗精神病薬が陽性症状に有効であるため提唱された。 しかし、ドーパミン遮断剤投与後効果が現れるのが長期修正を暗示させる7日から10日であること、ドーパミン受容体は後方細胞だけでなく前方細胞にも存在すること、またドーパミンD2ファミリーに異型が発見されたこと等により臨床医や神経生物学者からは批判も多い。 生物学研究では皮質下のDA受容体の感受性の高まり(ドーパミンの過剰ではない)を暗示する研究も存在するが、むしろ受容体結合能の低下を示唆する研究の方が多い。(アメリカの研究者の中にはドーパミン仮説は許認可の為の製薬会社のマーケティングにすぎないという研究者もいる。[要出典])、近年、ドーパミンをコントロールする抗精神薬の副作用で、脳が萎縮するという研究結果が開示された[24][25]

2012年4月27日金曜日

パニック障害・不安障害|疾患の詳細|専門的な情報|メンタルヘルス|厚生労働省


パニック障害・不安障害とは

「パニック障害」も「不安障害」も、近年よく用いられるようになった病名ですが、正確にいうと、両者は並列関係にあるものではなく、下図のように、「パニック障害」は「不安障害」の下位分類のひとつです。

図1 不安障害と下位分類

ここに示した分類は、米国精神医学会のDSM-IV-TRによっています。もうひとつの臨床でよく使われる分類基準であるWHOのICD-10では、パニック障害と恐怖症の関係がやや異なることと、一般身体疾患や物質によるものは不安障害からのぞかれている点が異なっていますが、他はほぼ共通しています。

「不安障害」というのは、精神疾患の中で、不安を主症状とする疾患群をまとめた名称です。その中には、特徴的な不安症状を呈するものや、原因がトラウマ体験によるもの、体の病気や物質によるものなど、様々なものが含まれています。中でもパニック障害は、不安が典型的な形をとって現れている点で、不安障害を代表する疾患といえます。


患者数

一般住民を対象とした疫学調査では、わが国ではH14-18年度に厚労省の研究班(主任、川上憲人)が行った調査があり、何らかの不安障害を有するものの数は生涯有病率で9.2%(12ヶ月有病率では5.5%)でした。

その内訳をみると、特定の恐怖症が最も多く3.4%(生涯有病率、以下同じ)(恐怖症全体では約5%)、次いで全般性不安障害1.8%、PTSD1.4%、パニック障害0.8%でした(身体疾患や物質による不安障害は除外)。
米国の大規模疫学調査では有病率はもっと高く、ECA調査(Epidemiologic Catchment Area Program, 1980-83年)では不安障害全体は14.6%、その後行われたNCS調査(National Comorbidity Survey, 1990-92年、2001-2年に再調査)では31.2%でした。この結果からは、不安障害は年々増えていて、米国では今や10人に3人以上が経験する病気であることが考えられます。パニック障害の有病率はECA調査1.6%、NCS調査4.7%で、調査対象や方法はやや異なりますが、患者数はやはり増えていると思われます。
NCS調査によりますと、不安障害は女性に多く(男性25.4%、女性36.4%)、パニック障害では女性は男性の2.5倍、そのほかの不安障害の下位分類でもすべて女性が多くなっています。年齢分布は、18歳から60歳までのすべての年齢層であまり変わらず、60歳以上になると減少する傾向がみられます。
疫学調査でわかったもうひとつ重要な所見は、不安障害の患者さんは一定期間に二つ以上の診断基準を満たす障害がみられる「併存」を経験することが多いことです。パニック障害では、50~65%に生涯のいつの時点かにうつ病が併存し、また全般性不安障害25%、社交恐怖15~30%、特定の恐怖症10~20%、強迫性障害8~10%の併存があるといわれています。


原因・発症の要因

不安障害の原因は、まだ十分には解明されていません。どんな病気もそうですが、精神障害の発症には、生物学的(身体的)、心理的、および社会的要因がいろいろな度合いで関わっています。

不安障害も、かつては心理的要因(心因) が主な原因であると考えられてきましたが、近年の脳研究の進歩により、今日では、心因だけでなく様々な脳内神経伝達物質系が関係する脳機能異常(身体的要因)があるとする説が有力になってきています。

脳機能異常

パニック障害では、大脳辺縁系にある扁桃体を中心とした「恐怖神経回路」の過活動があるとする有力な仮説があります。大脳辺縁系は本能、情動、記憶などに関係する脳内部位で、扁桃体は快・不快、怒り、恐怖、などの情動の中枢としての働きをしています。内外の感覚刺激によって扁桃体で恐怖が引き起こされると、その興奮が中脳水道灰白質、青斑核、傍小脳脚核、視床下部など、周辺の神経部位へ伝えられ、すくみ、心拍数増加、呼吸促迫、交感神経症状などのパニック発作の諸症状を引き起こしてくると考えられています。またこの神経回路は主としてセロトニン神経によって制御されていて、セロトニンの働きを強めるSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)がパニック障害に有効であることが、この仮説を補強してい ます。

心理的要因(心因)

不安障害の発症に心理的要因が関与していることも間違いありません。パニック障害では何の理由もなく突然パニック発作に襲われるのが典型的とされていますが、実はこれも、

2012年4月26日木曜日

ゆーから通信


ゆーから通信

ゆ〜から通信10月号


◆歯みがきしてから食事?◆

2012年4月25日水曜日


夜間血圧・早朝高血圧
正常な人では夜間血圧が10%〜20%低下することが知られています。

夜間血圧が下がらない人、あるいは逆に血圧が上昇する人(早朝高血圧)がいます。また、朝起床時に血圧が急激に上昇する人がいます。これをモーニングサージと呼びます。

このような早朝高血圧あるいはモーニングサージを示す人は心血管事故のリスクが高いことが報告されています。

降圧目標
対象者により下記のように降圧目標が設定されています。家庭血圧は診察室血圧より5mmHg低いと考えて設定されています。

通常の臓器障害のない若年者・中年者は診察室血圧で130/85未満、高齢者は140/90未満とされています。

糖尿病、慢性腎臓病(CKD、)心筋梗塞後の患者はよりリスクが高いことが報告されており、より厳しい130/80未満が設定されています。

2012年4月23日月曜日

東京都精神医学総合研究所 - 研究業績 - 2008



  • 心的外傷性ストレス研究チーム
  • 分子精神医学研究チーム
  • 嗜癖行動研究チーム

原 著

[08424] 梅野充, 合川勇三, 幸田実, 池田朋広, 平井秀幸, 森田展彰, 妹尾栄一, 中谷陽二 (2008) 薬物依存症地域ケアの実態と課題 リハビリテーション施設全国調査から. 日本アルコール・薬物医学会雑誌 43:576-577

[08422] 森田展彰, 村岡香奈枝, 梅野充, 岡坂昌子, 谷部陽子, 妹尾栄一 (2008) トラウマ症状を伴う物質乱用者に対する統合的な認知行動療法プログラムの開発. 日本アルコール・薬物医学会雑誌 43:600-601

[08400] Kobayashi T, Hirai H, Iino M, Fuse I, Mitsumura K, Washiyama K, Kasai S, Ikeda K (2009) Inhibitory effects of the antiepileptic drug ethosuximide on G protein-activated inwardly rectifying K+ channels. Neuropharmacology 56:499-506

[08388] Ogai Y, Yamashita M, Endo K, Haraguchi A, Ishibashi Y, Kurokawa T, Muratake T, Suga R, Hori T, Umeno M, Asukai N, Senoo E, Ikeda K (2009) Application of the relapse risk scale to alcohol-dependent individuals in Japan: comparison with stimulant abusers. Drug Alcohol Depend 101:20-26

[08371] Kim Y, Asukai N, Konishi T, Kato H, Hirotsune H, Maeda M, Inoue H, Narita H, Iwasaki M (2008) Clinical evaluation of paroxetine in post-traumatic stress disorder (PTSD): 52-week, non-comparative open-label study for clinical use experience. Psychiatry Clin Neurosci 62:646-652

[08286] Hayashida M, Nagashima M, Satoh Y, Katoh R, Tagami M, Ide S, Kasai S, Nishizawa D, Ogai Y, Hasegawa J, Komatsu H, Sora I, Fukuda K, Koga H, Hanaoka K, Ikeda K (2008) Analgesic requirements after major abdominal surgery are associated with OPRM1 gene polymorphism genotype and haplotype. Pharmacogenomics 9(11):1605-1616

[08274] Fukuda E, Hamada S, Hasegawa S, Katori S, Sanbo M, Miyakawa T, Yamamoto T, Yamamoto H, Hirabayashi T, Yagi T (2008) Down-regulation of protocadherin-alpha A isoforms in mice changes contextual fear conditioning and spatial working memory. Eur J Neurosci 28:1362-1376

[08252] Shigeta Y, Kasai S, Han W, Hata H, Nishi A, Takamatsu Y, Hagino Y, Yamamoto H, Koide T, Shiroishi T, Kasai K, Tsunashima K, Kato N, Ikeda K (2008) Association of morphine-induced antinociception with variations in the 5' flanking and 3' untranslated regions of the mu opioid receptor gene in 10 inbred mouse strains. Pharmacogenet Genomics 18:927-936

[08206] 青木淳, 池田和隆, 大谷保和, 岩橋和彦 (2008) セロトニントランスポーター3'非翻訳領域(5-HTT 3' UTR)遺伝子多型と痛覚闘値およびパーソナリティとの関連研究. 精神医学 50:819-825

[08093] Asukai N, Saito A, Tsuruta N, Ogami R, Kishimoto J (2008) Pilot study on prolonged exposure of Japanese patients with posttraumatic stres disorder due to mixed traumatic events. J Trauma Stress 21:340-343

[08054] Ide S, Minami M, Ishihara K, Uhl GR, Satoh M, Sora I, Ikeda K (2008) Abolished thermal and mechanical antinociception but retained visceral chemical antinociception induced by butorphanol in mu-opioid receptor knockout mice. Neuropharmacology 54:1182-1188

総 説

[08416] 高松幸雄, 池田和隆 (2009) 分子精神医学からみた覚せい剤依存症の治療薬に関する展望. 最新精神医学 14:113-120

[08399] 飛鳥井望 (2009) 災害. In: 社会精神医学(日本社会精神医学会編), pp198-205, 東京: 金原出版

[08372] 飛鳥井望 (2009) F4:ストレス関連障害:PTSDを中心として. 精神科 14:38-42

[08337] 曽良一郎, 猪狩もえ, 池田和隆 (2008) 薬物依存とメチルフェニデート. 精神神経学雑誌 110:941-945

[08273] 笠井慎也, 池田和隆, 下山直人 (2008) がん性疼痛患者におけるオピオイドの作用, 副作用に関する遺伝子解析. ペインクリニック 29[別冊秋号]:S439-S449

[08272] 小林大輔, 笠井慎也, 池田和隆 (2008) 鎮痛薬感受性個人差の遺伝的因子. Anesthesia 21 Century 10(3-32): 4-12

[08192] 飛鳥井望 (2008) PTSDの診断と治療. In: 松沢臨床精神医学セミナーVol.1(松下正明監修, 岡崎祐士編), pp74-80. 東京: 日本評論社

[08168] Kasai S, Hayashida M, Sora I, Ikeda K (2008) Candidate gene polymorphisms predicting individual sensitivity to opioids. Naunyn Schmiedebergs Arch Pharmacol 377:269-281

[08138] 齋藤梓, 鶴田信子, 飛鳥井望 (2008) 被害者支援. In: こころの科学特別号: 実践心理アセスメント(下山晴彦, 松澤広和編), pp153-160. 東京: 日本評論社

[08069] 笠井慎也, 池田和隆 (2008) 鎮痛薬感受性個人差の遺伝子メカニズム. LiSA 15[別冊'08]:96-105

[08055] 飛鳥井望 (2008) ストレス障害 臨床的側面から. In: 精神医学対話(松下正明, 加藤敏, 神庭重信編), pp687-699. 東京: 弘文堂

[08047] 飛鳥井望 (2008) 外傷後ストレス障害(PTSD). 総合臨床2008増刊「新版処方計画法]:1453-1454

[08046] 飛鳥井望 (2008) PTSDと心の傷. 教育と医学 56:416-424

[08045] 飛鳥井望 (2008) 外傷後ストレス障害(PTSD). アニムス No.52, pp16-20

[08044] 飛鳥井望 (2008) エビデンスに基づいたPTSDの治療法. 精神神経学雑誌 110:244-249

著 書

[08398] 飛鳥井望 (2008) PTSDの臨床研究: 理論と実践. 東京, 金剛出版

研究報告書

[08042] 田上惠, 井手康雄, 佐藤泰雄, 菅野敬之, 原田雅樹, 大高利人, 甲田賢一郎, 長島誠, 森山彩子, 杉下雄為, 瓜田祐, 吉田豊, 田中宏, 二本柳康博, 大城充, 木下敬弘, 加藤良二, 大谷保和, 池田和隆 (2008) 遺伝子多型が腹腔鏡下胆嚢摘出術後のオピオイドによる疼痛治療効果に及ぼす影響に関する前向き研究. 厚生労働科学研究費補助金 (創薬基盤推進研究事業), 遺伝子多型検査によるテーラーメイド疼痛治療法の開発, 平成19年度総括研究報告書 (主任研究者: 池田和隆):39-42

[08041] 長島誠, 森山彩子, 杉下雄為, 瓜田祐, 吉田豊, 田中宏, 二本柳康博, 大城充, 木下敬弘, 加藤良二, 甲田賢一郎, 大高利人, 原田雅樹, 菅野敬之, 佐藤泰雄, 井手康雄, 田上惠, 大谷保和, 池田和隆 (2008) 遺伝子多型が外科開腹術後の疼痛治療に及ぼす影響に関する後ろ向き研究. 厚生労働科学研究費補助金 (創薬基盤推進研究事業), 遺伝子多型検査によるテーラーメイド疼痛治療法の開発, 平成19年度総括研究報告書 (主任研究者: 池田和隆):31-38

[08040] 曽良一郎, 小松浩, 阿部裕美, 中野友美, 猪狩もえ, 長島誠, 田上惠, 福田謙一, 大谷保和, 笠井慎也, 井手総一郎, 林田眞和, 池田和隆 (2008) 疼痛治療個人差の遺伝子メカニズムに関する研究. 厚生労働科学研究費補助金 (創薬基盤推進研究事業), 遺伝子多型検査によるテーラーメイド疼痛治療法の開発, 平成19年度総括研究報告書 (主任研究者: 池田和隆):20-30

[08039] 林田眞和, 池田和隆, 田上惠, 長島誠, 福田謙一 (2008) (1) 外科開腹手術・術後痛における麻薬感受性個人差に関する臨床的研究 (2) 下顎形成術・術後痛における麻薬感受性個人差に関する臨床研究 (3) 麻薬鎮痛耐性治療に関する基礎的研究. 厚生労働科学研究費補助金 (創薬基盤推進研究事業), 遺伝子多型検査によるテーラーメイド疼痛治療法の開発, 平成19年度総括研究報告書 (主任研究者: 池田和隆):15-19

[08038] 池田和隆, 笠井慎也, 西澤大輔, 長谷川準子, 韓文華, 西明紀, 大谷保和, 萩野洋子, 高松幸雄, 山本秀子 (2008) テーラーメイド疼痛治療法開発のための遺伝子多型解析、相関解析、システム開発. 厚生労働科学研究費補助金 (創薬基盤推進研究事業), 遺伝子多型検査によるテーラーメイド疼痛治療法の開発, 平成19年度総括研究報告書 (主任研究者: 池田和隆):5-14

[08037] 池田和隆 (2008) 遺伝子多型検査によるテーラーメイド疼痛治療法の開発. 厚生労働科学研究費補助金 (創薬基盤推進研究事業) 平成19年度総括研究報告書 (主任研究者: 池田和隆):1-4

[08036] 田上惠, 井手康雄, 佐藤泰雄, 菅野敬之, 原田雅樹, 大高利人, 甲田賢一郎, 長島誠, 森山彩子, 杉下雄為, 瓜田祐, 吉田豊, 田中宏, 二本柳康博, 大城充, 木下敬弘, 加藤良二, 大谷保和, 池田和隆 (2008) 遺伝子多型が腹腔鏡下胆嚢摘出術後のオピオイドによる疼痛治療効果に及ぼす影響に関する前向き研究. 厚生労働科学研究費補助金 (創薬基盤推進研究事業), 遺伝子多型検査によるテーラーメイド疼痛治療法の開発, 平成17-19年度総合研究報告書 (主任研究者: 池田和隆):71-75

[08035] 長島誠, 森山彩子, 杉下雄為, 瓜田祐, 吉田豊, 田中宏, 二本柳康博, 大城充, 木下敬弘, 加藤良二, 甲田賢一郎, 大高利人, 原田雅樹, 菅野敬之, 佐藤泰雄, 井手康雄, 田上惠, 大谷保和, 池田和隆 (2008) 遺伝子多型が外科開腹術後の疼痛治療に及ぼす影響に関する後ろ向き研究. 厚生労働科学研究費補助金 (創薬基盤推進研究事業), 遺伝子多型検査によるテーラーメイド疼痛治療法の開発, 平成17-19年度総合研究報告書 (主任研究者: 池田和隆):53-70

[08034] 曽良一郎, 小松浩, 阿部裕美, 中野友美, 猪狩もえ, 長島誠, 田上惠, 福田謙一, 大谷保和, 笠井慎也, 林田眞和, 村上敏文, 高橋秀徳, 井手総一郎, 下山直人, 池田和隆 (2008) 疼痛治療個人差の遺伝子メカニズムに関する研究. 厚生労働科学研究費補助金 (創薬基盤推進研究事業), 遺伝子多型検査によるテーラーメイド疼痛治療法の開発, 平成17-19年度総合研究報告書 (主任研究者: 池田和隆):31-52

[08033] 林田眞和, 池田和隆, 田上惠, 長島誠, 福田謙一 (2008) (1) 外科開腹手術・術後痛における麻薬感受性個人差に関する臨床的研究 (2) 下顎形成術・術後痛における麻薬感受性個人差に関する臨床研究 (3) 麻薬鎮痛耐性治療に関する基礎的研究 (4) 超短時間作動性麻薬レミフェンタニルの急性鎮痛耐性発生に関する基礎的研究. 厚生労働科学研究費補助金 (創薬基盤推進研究事業), 遺伝子多型検査によるテーラーメイド疼痛治療法の開発, 平成17-19年度総合研究報告書 (主任研究者: 池田和隆):23-30

[08032] 池田和隆, 笠井慎也, 西澤大輔, 大谷保和, 長谷川準子, 萩野洋子, 西明紀, 韓文華, 繁田悦宏, 五十子将史, 中川礼子, 高松幸雄, 山本秀子 (2008) テーラーメイド疼痛治療法開発のための遺伝子多型解析、相関解析、システム開発. 厚生労働科学研究費補助金 (創薬基盤推進研究事業), 遺伝子多型検査によるテーラーメイド疼痛治療法の開発, 平成17-19年度総合研究報告書 (主任研究者: 池田和隆):5-22

[08031] 池田和隆 (2008) 遺伝子多型検査によるテーラーメイド疼痛治療法の開発. 厚生労働科学研究費補助金 (創薬基盤推進研究事業) 平成17-19年度総合研究報告書 (主任研究者: 池田和隆):1-4

[08030] 池田和隆, 大谷保和, 高松幸雄, 原口彩子, 萩野洋子, 山本秀子, 笠井慎也, 渡部崇, 妹尾栄一, 曽良一郎 (2008) 薬物依存における薬物再使用危険度評価尺度の開発と候補治療薬の探索. 厚生労働科学研究費補助金 (医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス総合研究推進事業), 乱用薬物による神経毒性・依存症に対する診断・予防及び治療法に関する研究, 平成19年度総括研究報告書 (主任研究者: 鍋島俊隆):78-87

学会抄録(発表)

[08435] 飛鳥井望 (2009) Posttraumatic Growth研究のこれからの課題. 日本トラウマティック・ストレス学会第8回大会, 東京[2009/03/15]

[08423] 原田隆之, 妹尾栄一, 松本俊彦, 黒川潤 (2008) 刑事施設における物質使用障害治療プログラムについて. 司法精神医学 3:139

[08421] 大原美知子, 妹尾栄一, 信田さよ子, 高橋郁絵, 古賀絵子, 谷部陽子 (2008) ドメスティック・バイオレンスに曝された母子に対する同時並行グループプログラムの試み(その3): 母親グループについて. 日本子ども虐待防止学会第14回学術集会, 広島[2008/12/14]

[08414] 曽良一郎, 猪狩もえ, 萩野洋子, Shen H, 石原佳奈, 山本秀子, 有銘預世布, 笠原好之, 池田和隆 (2009) メタンフェタミン行動感作形成におけるセロトニン神経伝達の関与. 厚生労働科学研究費補助金(医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス総合研究推進事業)「乱用薬物による神経毒性・依存症に対する診断・予防及び治療法に関する研究」平成20年度研究成果報告会, 名古屋 [2009/03/09]

[08413] 池田和隆, 大谷保和, 原口彩子, 西澤大輔, 小林大輔, 笠井慎也, 高松幸雄, 林田眞和, 妹尾栄一, 曽良一郎 (2009) 薬物依存における薬物再使用危険度評価尺度の開発と候補治療薬の探索. 厚生労働科学研究費補助金(医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス総合研究推進事業)「乱用薬物による神経毒性・依存症に対する診断・予防及び治療法に関する研究」平成20年度研究成果報告会, 名古屋 [2009/03/09]

[08373] 飛鳥井望 (2009) 子どものPTSDについて. 第12回日本学校メンタルヘルス学会, 東京[2009/01/17]

[08326] 池田和隆 (2008) 快・不快情動発現制御の神経回路機構. 平成19年度実施事業に係る日米科学技術協力事業「脳研究」分野 研究成果報告会, 東京 [2008/12/11]

[08323] 池田和隆 (2008) 鎮痛薬感受性個人差の遺伝子メカニズム: マウスからヒトへ. 第17回新潟分子神経病理研究会, 新潟 [2008/12/06]

[08322] 池田和隆, 西澤大輔 (2008) 喫煙及び肺がんと関連する遺伝子多型の網羅的探索とオピオイド系遺伝子の重点解析. 特定研究「遺伝子多型と喫煙−肺がんを中心として−」事前検討会, 東京 [2008/12/05]

[08296] Yamamoto T, Yamamoto H (2008) Ketamine sensitization and region-specific activation of neuronal nitric oxide synthase (nNOS). Society for Neuroscience 38th Annual Meeting, Washington DC, USA [2008/11/18]

[08295] Yamamoto H, Yasumoto S, Tamura K, Hasegawa R, Ikeda K, Yamamoto T (2008) Inhibition of vesicular monoamine transporter 2 by selective serotonin reuptake inhibitiors. Society for Neuroscience 38th Annual Meeting, Washington DC, USA [2008/11/18]

[08294] Yamamoto H, Hasegawa R, Imai K, Kamegaya E, Hagino Y, Yamamoto T, Mishina M, Koga H, Ikeda K (2008) Phencyclidine-induced gene expressions were altered in the striatum of NMDA receptor epsilon 4 subunit knockout mice. Frontiers in Addiction Research: 2008 NIDA Mini-Convention, Washington DC, USA [2008/11/14]

[08293] Nishizawa D, Hasegawa J, Kasai S, Ujike H, Ozaki N, Sekine Y, Inada T, Harano M, Komiyama T, Yamada M, Iyo M, Iwata N, Sora I, Higuchi S, Ikeda K (2008) Association of GIRK3 gene polymorphisms with methamphetamine and alcohol dependence. The American Society of Human Genetics 58th Annual Meeting, Philadelphia, USA [2008/11/12]

[08288] 池田和隆, 高松幸雄, 萩野洋子, 山本秀子, 曽良一郎 (2008) モデル動物を用いたADHDの病態メカニズムの研究. 平成20年度 精神・神経疾患研究委託費 発達障害関連研究班合同シンポジウム, 小平 [2008/11/23]

[08287] 池田和隆, 高松幸雄, 萩野洋子, 山本秀子, 曽良一郎 (2008) 発達障害モデル動物の行動薬理解析による病態解明と治療薬の開発. 厚生労働省精神・神経疾患研究委託費 18指−3「発達障害の病態解明に基づいた治療法の開発に関する研究」班会議, 小平 [2008/11/22]

[08256] Han W, Takamatsu Y, Endo S, Shirao T, Kojima N, Ikeda K (2008) ICER遺伝子欠損マウスおよびICER遺伝子異常発現させたマウスにおけるメタンフェミン依存作用に関する研究. 首都大バイオコンファレンス2008, 八王子 [2008/10/23]

[08251] 池田和隆 (2008) 鎮痛薬感受性の個人差. 第37回精神研シンポジウム「緩和医療研究の動向−がんの痛みをやわらげる−」, 東京 [2008/10/20]

[08250] 池田和隆, 西澤大輔, 笠井慎也, 林田眞和 (2008) 鎮痛薬感受性個人差の遺伝子メカニズムの臨床応用. 第2回日本緩和医療薬学会年会, 横浜 [2008/10/19]

[08246] 妹尾栄一, 大谷保和, 大原美知子, 原口彩子, 池田和隆 (2008) 性差の観点からみた日本の薬物乱用者の特徴. 平成20年度アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会, 横浜 [2008/09/18]

[08245] 池田和隆 (2008) 都精神研における薬物依存研究. 精神疾患の分子神経生物学的研究のためのワークショップ−米国・日本の研究教育機関における研究の取り組み−, 東京 [2008/10/10]

[08221] Nishizawa D, Hasegawa J, Kasai S, Ujike H, Ozaki N, Sekine Y, Inada T, Harano M, Komiyama T, Yamada M, Iyo M, Iwata N, Sora I, Higuchi S, Ikeda K (2008) GIRKチャネル遺伝子GIRK3の遺伝子多型とメタンフェタミン依存症及びアルコール依存症との関連. 第18回日本臨床精神神経薬理学会・第38回日本神経精神薬理学会 合同年会, 東京 [2008/10/02]

[08220] 池田和隆, 高松幸雄, 萩野洋子, 曽良一郎 (2008) メチルフェニデートの精神神経系に及ぼす影響. 第18回日本臨床精神神経薬理学会・第38回日本神経精神薬理学会 合同年会, 東京 [2008/10/02]

[08219] Han W, Takamatsu Y, Endo S, Shirao T, Kojima N, Ikeda K (2008) Inhibitory role of inducible cAMP early repressor (ICER) in methamphetamine-induced locomotor sensitization: a study in ICER knockout and ICER I overexpressing mice. 第18回日本臨床精神神経薬理学会・第38回日本神経精神薬理学会 合同年会, 東京 [2008/10/02]

[08218] 高松幸雄, 萩野洋子, 山本秀子, 曽良一郎, 池田和隆 (2008) ドーパミントランスポーター欠損マウスの注意と学習に対するmethylphenidateの効果. 第18回日本臨床精神神経薬理学会・第38回日本神経精神薬理学会 合同年会, 東京 [2008/10/01]

[08201] 堀達, 原口彩子, 大谷保和, 妹尾栄一, 小宮山徳太郎, 池田和隆 (2008) Relapse Risk Indexを用いたアルコール依存症の薬物療法の検討. 平成20年度アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会, 横浜 [2008/09/18]

[08200] Haraguchi A, Ogai Y, Senoo E, Saito S, Suzuki Y, Yoshino A, Ino A, Yamaga K, Hasegawa M, Murakami M, Murayama M, Ishikawa T, Higuchi S, Ikeda K (2008) Application of the addiction severity index Japanese version (ASI-J) to alcohol-dependent individuals. The Second USA-Japan Joint Workshop on Alcohol-Related Problems, Yokohama [2008/09/17]

[08199] 池田和隆, 高松幸雄, 山本秀子, 大谷保和, 原口彩子, 妹尾栄一 (2008) 薬物嗜好性抑制の基礎研究と臨床応用の可能性. 平成20年度アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会, 横浜 [2008/09/15]

[08198] Yamamoto H, Takamatsu Y, Imai K, Kamegaya E, Hagino Y, Watanabe M, Yamamoto T, Sora I, Koga H, Ikeda K (2008) MOP reduction during long-term methamphetamine withdrawal was restored by chronic post-treatment with fluoxetine. The Second USA-Japan Joint Workshop on Alcohol-Related Problems, Yokohama [2008/09/17]

[08197] Yamamoto H, Hasegawa R, Imai K, Kamegaya E, Hagino Y, Yamamoto T, Mishina M, Koga H, Ikeda K (2008) Genetic ablation of NMDA receptor epsilon 4 subunit affects phencyclidine-induced gene expressions in the striatum. The Second USA-Japan Joint Workshop on Alcohol-Related Problems, Yokohama [2008/09/17]

[08196] Yamamoto T, Nakayama T, Yamamoto H (2008) Development of locomotor sensitization by daily and weekly ketamine administration. 第51回日本神経化学大会, 富山 [2008/09/12]

[08175] 福田謙一, 林田眞和, 井手聡一郎, 笠井慎也, 西澤大輔, 池田和隆 (2008) ヒトmu-オピオイド受容体遺伝子(OPRM1)の一塩基多型(SNPs)が、下顎骨切り術を受ける患者におけるフェンタニルの鎮痛効果に及ぼす影響. 第29回鎮痛薬・オピオイドペプチドシンポジウム, 富山 [2008/08/30]

2012年4月22日日曜日

多毛症


スピロノラクト-ン

  女性の多毛症とは、女性なのに男性のように顔や体の毛が過度に成長するものです。
主に十代から二十代前半に始まりますが、その原因は、男性ホルモンの過剰、卵巣の病気、月経異常などです。
女性でも男性ホルモンが副腎皮質や卵巣から分泌されていますので、その男性ホルモンが過剰であったり、卵巣などに障害があって女性ホルモンが相対的に少ない場合などに多毛症が発生します。
また、閉経後は女性ホルモンが急激に減少するのに対して、男性ホルモンはあまり減少しないことからも多毛の症状が現れることがあります。
多毛症の場合、人によっては男性と同様に男性ホルモンの作用による毛髪の減少も見られます。
体毛の多さ、頭髪の� �毛が気になる場合には、まず婦人科の診察を受けてみる必要があります。
たいていの場合は、男性ホルモンの分泌過剰が原因ですが、卵巣の病気が原因で女性ホルモンが少ないことが原因であることも多いからです。
女性の社会進出に伴い、ストレスに適応しきれずにホルモンバランスを崩すことによっても多毛症、脱毛症を起こす場合もあります。この場合は、ストレスにうまく対応して心身ともに健康な生活を送らなければなりません。

2012年4月20日金曜日

(社)沖縄県薬剤師会 -漢方薬の副作用一覧


漢方薬の副作用一覧

生薬・漢方製剤名

病院用/一般用

副作用

ウンセイイン
温清飲
病院用/一般用 膀胱炎に似た症状(排尿痛、たんぱく尿、血尿など)

カイゲン
改源

一般用

肝炎(全身倦怠感、食欲不振、黄疸、発疹)

カッコントウ

葛根湯

一般用

偽アルドステロン症(筋肉痛、血圧上昇、低カリウム血症、倦怠感)、皮疹(そう痒性出血性丘疹、紅斑、微熱〕

カミショウヨウサン

加味逍遥散

病院用/一般用

そう痒、紅斑、小水疱

カンゾウトウ
甘草湯等甘草含有製剤

病院用/一般用

2012年4月14日土曜日

生理について医師に相談アスクドクターズ | 生理サイクルが無くなって何年にもなります


何回も婦人科に行って検診を受けましたが、なかなか生理が戻りません。生理が不順になってからもう7年くらいになります。はじめはサイクルがどんどん長くなっていき、最後 には完全になくなってしまいました。スキャンでは卵子が生育不足で生理が無いと言われ、女性ホルモンのレベルも少し低いと診断されましたが、閉経ではないと言われました。 ピルで少しは反応がありますが、効き目は月ごとに低下して、飲むのを辞めると生理は完全に止まってしまいます。漢方薬もトライしましたが、効き目がないです。女性ホルモン の薬を処方してもらうのが良いのでしょうか?33歳、独身です。

回答者  obgy 産婦人科
回答日時  2006/02/20 08:14

2012年4月12日木曜日

胆石センター


胆石センター

Welcome to Yamamoto memorial Hospital

消化器外科(山元 章生)
肝臓、胆嚢、膵臓や胃から大腸までの疾患を扱っています。特に電子スコープを使用した胃、十二指腸、大腸の内視鏡には力を入れており、1992年から始めた腹腔鏡による腹腔鏡下胆嚢摘出術、大腸、ヘルニアの手術を発展させ、更にお腹を開けない消化器外科を目指しています。


[胆石とは・歴史・胆嚢の働き・胆石の原因・検査法・治療法(外科的・溶かす方法・バスケットよる結石除去)・治療方針・参考文献・MRCP・98年スペイン学会・99 ISW ウィーン・インターネット質問集]

2012年4月11日水曜日


7月13日、創立七十五周年記念婦人大会が、木邊美子近畿宗教婦人連盟総裁をはじめとする来賓を迎えて、『生かされて生きる喜び〈いま、ここから〉』のテーマで開催され、長年の歴史と伝統を踏まえて、現代に生きる信仰女性のあり方を問うた。また、記念講演では、歌手で俳優の美輪明宏氏が『「ほほえみ」と共に生きる』という講題で、長年にわたる芸能生活を通じて体得した独特の人生観を親しみやすい口調で講演された。本サイトでは、本講演の内容を数回に分けて紹介する。

 ●正負の法則とは

 皆様こんにちは。私がただいまご紹介にあずかりました白鳥麗子でございます(会場笑い)。本日は大勢の方がお集まりですが、劇場じゃございませんし、平場で傾斜がついていないので、会場の真ん中から後ろのほうはよくご覧になれない方もたくさんいらっしゃって、あまり背伸びしてご覧になられますと、途中で気分が悪くなったりなさる方もいらっしゃるかと思います。ですから、どうぞご無理なさらないようになさってくださいませ。さて、本日は、梅雨時のきつい雨が降る中を金光教泉尾教会の婦人大会にお集まりいただきまして、本当に有難うございました。

 今日、私がお話しさせていただきますのは……。私、本を何冊か書いております。それが、この本の売れない時代に、おかげさまで、出す本、出す本がベストセラーになっておりまして、お若い方からお齢(とし)を召した方まで読んで下さっています。私の『紫の履歴書』(水書坊刊)という自叙伝は、もう34年も前に刊行したものですが、それがロングセラーで、今でも若い人たちに読まれ、大きな書店ですと、ほとんど(美輪明宏の)特設コーナーを作って置いてくださっています。それから、一昨年に出しました『人生ノート』(パルコ出版刊)という本がございます。これは、政治・経済・教育・子育て・結婚・恋愛、どういうふうな生き方をやっていっても、結論は「発想の転換」が必要だというお話です。考え方や角度を変えてみる 。そうすると、政治・経済・子育て・結婚、個人的な自分の生き方、恋愛など、いろんなものに対してとっても楽になるということで、「参考書があればいい」と思って出した本が『人生ノート』でございまして、おかげ様で、1昨年刊行したばかりでしたが、50万部になろうとしています。それも、大した宣伝などしなかったのですが、口コミで広がっていっているそうです。

 それから、去年出版しました『ああ正負の法則』(パルコ出版刊)という本は――これは「地球の法則」でして――これを知っていれば、徒(いたずら)に慌てたり、落ち込んだり、悩んだり、苦しんだりしなくて済む。その「正負の法則」とは、すなわち、正と負、プラスとマイナス、陰と陽、この2つのものでこの地球は成り立っているわけですね。人間は正だけを望みます。器量よく生まれて、健康で、勉強もよくできて、学校の成績もよく、好きな人と結ばれて、好きなことをやって生涯が送れて、子供が産まれて、一家全員健康で、そして、おじいちゃんおばあちゃんになっても、孫にも恵まれ、仕事も上手くゆき、経済的に恵まれる。それは、理想ですけれども、これは「地球の法則」に反するわけですね。この地球は、半分悪� �ことがあって、半分良いことがあって、それでバランスがとれているのですが、バランスが崩れて、人間は良いことばっかりを望みますが、それが手に入りますと、地球にいられなくなる。つまり「死を迎える」ということなんですね。

 ですから、上手にその負の部分を自分で承知して、抱え込んでいるということがひとつの秘訣でございますね。全部、良いことばかりとなりますと、これはもう「天国の法則」ですからね。天国に行っちゃうわけです。地球からはずれます。そして、悪いことばかり起こりましたら、これも「地球の法則」ではありませんので、魔界に戻ります。魔界っていうのは本当にあるんです。

 本当は、あんまりそういう言葉は使いたくないんですけれども、超能力というのか、霊能力というのか、いろんなものが見えたり、聞こえたり、いろんなことが判ったりするんですね。大阪出身の女流作家の佐藤愛子さんが『こんなふうに死にたい』(新潮社刊)という本の中に、私のそういうことを詳しく書いてくださっています。他に、多くの作家の方がいろんな不思議な現象について語ってくださっていますが、そのことは、おいおいお話ししていきましょう。去年、あっという間に13万部売れた『ああ正負の法則』に書いてあるとおりです。

 それから、『愛の話。幸福の話』(集英社刊)という本にも書きましたが、みんな「幸福になりたい」と思っています。結婚式の時によく言います。でも、「幸福っていうのはいったい何なのか?」誰も分析したことを言わないんですね。幸福というのは、充足感、満ち足りた思い、「もう、これ以上、何にも要らない幸せ」というのが幸福なんですね。幸福っていうのは何でできているかというと、泡でできているのです。「ああ、幸せ。なんていいお湯加減なのかしら……」そして、五分後には忘れています。幸福とはそんなものなのです。そして、例えば、疲れ果ててお布団に手足を伸ばして、「ああ、寝るより楽はなかりけり。浮世の馬鹿は起きて働く。ああ、幸せだ」と思っても、その五分後には深い眠りに落ちているんです� �。そういうものなのです。ですから、幸福というものは、メーテルリンクの『青い鳥』にありますように、あっという間のことなんですね。これも「幸福になりましょう」ということについて、「いったん手に入れたら、形になって手元に残るものだ」という錯覚を起こしているんです。


●どうしたら幸せになれるか

 では、どうすれば幸せになれるだろうか、というと、いつでもどこでも、幸せになれる方法がひとつあるんですね。それは、感謝をすることです、感謝することを何か見つければ、いつでも幸せになれる。ところが、人間というのは、不平不満を数えることは一生懸命やるくせに、感謝することは何も探すことはしないんですね。本当はいっぱいあるのに……。そこら辺のことを書いたのが『愛の話。幸福の話』です。
しかし、この愛というものも、「愛してる。愛してる」と簡単に言いますが、それでは「恋愛というのは? 恋と愛はどう違うのか?」というと、「恋愛は、なぜ恋が先にきて、愛が後にくるのか?」これも、分析していないのですね。

 恋は自分本意、自分勝手に相手を好きになること。自分の欲望を満足させるために相手が必要。これが恋ですね。逆に、自分の気持ちとか自分の立場とか自分の幸せはどうでもよろしい。ともかく相手を幸せにするのはどうすればいいのか? 自分が不幸であっても構わない。ともかく、この人を幸せにするためにはどんなことだってやってのけよう。相手本位に地球が回っているのが愛なんですね。初めは恋から入って、愛まで到達できればしめたもの。それが、なかなか愛まで行かなくて恋で終わってしまうことが多いですね。恋愛についていろいろ書いているのが『愛の話。幸福の話』です。これもおかげさまで13万部になろうとしています。

 そして、ついこの間、瀬戸内寂聴さんと対談した本を出しました。『ぴんぽんぱん ふたり話』(集英社刊)という本ですけれど、これは、瀬戸内さんが住職に就いた天台寺という岩手県のお寺へ行きましてね。その前に「このお寺には木彫りの観音様が2つ祀ってあるでしょ」と言うと、「はい、あります」と言われるので、「その他に祀らなければならないものがひとつあります。天井眉で貴族のような男の人で30代から40代の人で、心当たりはありませんか?」というと、これがあったんですよ! この6年間、学術調査が入っていて、その学術調査の結果、長慶天皇(註=後醍醐天皇の孫。衰退した南朝の第3代天皇であるが、14世紀に、全国各地を転戦した人物で、その実在すら疑われていたが、1926年(大正15年)になって、やっと「長� �天皇」として認められ、皇統譜に加えられた人物)がここで亡くなられたという首塚があって、「どうせそんなの村人のでっちあげだ」と思っていたら、それが出てきたんですよ。

 その方に瀬戸内さんは前世で繋がりがあって、そこへ入ってから、そこをメインにしていろんなことがあって、「いい意味で大変なことが起こりますよ。貴重で良いことが起こります」と瀬戸内さんに言ったら、本当に良いことが起こりました。その本に書いていますけれど、ブームが起きて『源氏物語』が大ヒットして、240万部も出て、それからの瀬戸内さんの忙しさ、ブームになる方ってたいへんですね。それにまつわる細かい不思議なことがございましてね。それから、2人とも共通の友人、川端康成さんですとか、三島由紀夫さんですとか、遠藤周作さんですとかいろんな秀才たちとの交流の裏話やなんかを書いたもの、これが『ぴんぽんぱん ふたり話』という本です。これも、おかげさまで、出した途端に6万部出ました。


●マスコミが日本をダメにした

 本が売れない時代に、こんなに出す本、出す本がベストセラーになって、読者カードやなんかでも「50代でリストラに遭った主人が自殺しようと思ったんだけど、それを読んで自殺するのを思い留まった」とか、「家出してた不良の子供が帰ってきました」とか、いろんな話があります。今はマスコミは、悪い刺激的なニュースばっかり流して、どうやって視聴率を上げるか、ビルを建てるか。金、金、金で、みんなを脅かして、不安材料を掻き立てれば、みんな慌てて、視聴率も上がるし、週刊誌も買うというふうに、非常に品性下劣になっています。この日本の中で、一番衿を正さなければならないのは、マスコミ自身なんですね。みんな歌舞伎町文化になっちゃって、物欲と性欲と食欲とこの3本立てになっちゃって、この頃の婦� ��雑誌や、若い人の雑誌、男の人の週刊誌、みんな下品です。スポーツ紙なんて見てご覧なさい。もう、人前で開けられないですよ。女の人が大股開きでね、「アヘアヘ。濡れた欲情」とかいろんなこと書いているんですね(会場笑い)。それをね、公の場所で売っているわけですよ。子供が見ているところで開けられません。

 とにかく、日本がそういうふうになってしまった。ですから、親も信じられない。マスコミも評論家も信じられない。たいていの評論家は、どこかの業界の紐付きだってこと、みんなお客さんのほうで判っちゃった。で、評論家も信じられない。そして、マスコミも学者も学校の先生も信じられない。だったら、何が信じられるのだろう? みなさんがそういうものを探っているのですね。ですから、私がお芝居やコンサートのお仕事もそうですけれども、このようなスピーチのお仕事で、こうやって全国を回らせていただくと、どこでも会場(定員)の2倍から3倍のお申し込みがあるんです。ということは、私の日頃の言動をテレビで聞いていて「ひょっとしたら、この人は本当のことを喋(しゃべ)るかもしれない」ということを皆さん� ��している時代なんですね。
毎年、大阪でもお芝居をやらせていただいていますし、コンサートも定期的に開かせていただいておりますが、このようなおしゃべりのほうは、まだ大阪では3、4回しかしたことがないんですね。本日、婦人大会にご参集の皆さんの中で、私のコンサートや芝居をご覧になったことがない方もたくさんおられるかと思いますが、私の話もコンサートやお芝居と同じくらいに、つまりメッセージだと思っていただけたらと思います。


●この世は錯覚でできている

 まず、お話ししたいのは、この世の中は何でできているかということです。実は、この世は「錯覚」でできています。人間というものは錯覚をおかす。なぜそうなるかというと、「常識」を基準にしているからなんですね。「常識で言ったら、こうですよ」とか、「常識から外れているわよ」とか、言いますが、それにはまず「常識はみんな正しい」という前提が必要です。ところが、今の世界は、この常識が狂っているんですね。初めから「常識」という物差しが狂っている。でも、真理と常識は違うわけです。真理というのは、もう人類の始まる前から永久に変わらないものが真理なのですね。だから、真理のほうを基準にすればいいのに、人間は常識のほうを基準にしている。

 判り易い例を言いますと、もうすぐ8月15日が やってきますね。終戦記念日。1945年(昭和20年)に、それまで、封建主義が正しくて、民主主義はダメ、資本主義もダメ、社会主義もダメ。封建的超国家主義が正解。軍隊なんかでも、ひとつ階級が上の人に、たとえごろつきで間違ったことを言われても、ひとつ階級が上だから「ご無理ごもっとも」と言わなくちゃならない。ともかく、階級がひとつでも上の人が何か言ったら、「黒いものでも白でございます」と言わなくちゃならない。それが美徳とされていた。
そして、社会主義や自由主義のことを言っていた大杉栄(註=明治から大正期にかけて活躍した無政府主義者)だとか、幸徳秋水(註=天皇暗殺を計画したとされる社会主義者)とかは皆、嬲(なぶ)り殺しにされましたね。「何も考えちゃいけない」というものが常識だった� �ですね、戦前は。

 ところが、一夜明けて1945年の8月15日になって、日本が戦争に負けました。すると、千数百年続いた封建主義が見事にぶっ壊れて、それまで悪徳とされていた民主主義、資本主義、自由主義が「正しいこと」になっちゃったんですね。そして60年近く経つのに、まだそれが着こなせないで、みんなギクシャクとしていますが、みんなよくここまで来れたと思いますね。

 そうやって、一夜明ければひっくり返ってしまうのが、常識なんです。もうちょっと解り易くいいますとね、「この人偉い人よ」、「どうして?」、「どっかの会社の社長夫人なの」といった類の話がいくらでもありますね。弁護士さん、学校の先生、裁判官なの、政治家だから、偉いのよ。「あらそう、そんなのみんな肩書きでしょ? 人格となんの関係があるの。この世の中で一番偉いのは、心がけの美しい、魂が偉い人が一番偉いのよ。みんな同じ仕事をしてる商売人だしね。肩書きなんて何の役にも立たないのよ。仕事の種類を表す記号にすぎないでしょ」と言ったら、大学の学長さんが「おれを商売人なんかといっしょにしないでくれ」と言うんです。ですから、そういうふうな人格だから「あなたは、ものは知っていても� ��人格的には勉強が何もできていない。だから、尊敬ができないのですよ。今まで何を勉強してきたのですか?」と言いました。                    

  頭(こうべ)を垂れる。秋の稲穂も実るほど垂れる。ものが解ってくると、自然と謙虚になるはずです。それを傲慢になるなんて、「馬鹿だからなるんですよ」って言ったら、学長さんが「何を失礼なことを」と言うから、「だってそうでしょ。八百屋さんは野菜を仕入れてそれを売って商売している。学者とか裁判官とか、学校の先生とかそういう人は、知識を仕入れてそれを売って商売しているのよ。商売人じゃない。どこが違うのよ」と言ったら、ぐうの音も出なくなるのですね。

2012年4月10日火曜日

Livedo Research - リベド血管炎研究所 - リベド血管症とは


Livedo Research - リベド血管炎研究所 - リベド血管症とは
リベド血管炎の新たな病名について紹介します。

リベド血管症

(Livedo vasculopathy)は、リベドを伴い、主に足関周囲に再発性かつ難治性の痛みを伴う潰瘍を形成、潰瘍は血流障害によって起こるとされています。
この病名は、
リベド血管炎と類似する2つの症状(白色星状の萎縮性治癒痕と有通性紫斑病変) を包括したものです。
早く言えば、『リベド血管炎の新たな病名』となります。
(リベド血管炎では、症状と病名が違った表現であるため)
「リベド血管炎とは」もあわせて閲覧してください。

なお、このページ(リベド血管症とは?)の情報は、日本皮膚科学会の「血管炎・血管障害ガイドライン」をもとに作成しています。



●リベド血管症について
リベド血管症とは?  イタリアの医師らが、1998年にリベド血管症(Livedo vasculopathy)として類似した病態である3疾患を包括し、
まれな臨床病理学的病態
(clini-copathologic condition)として提唱しました。
包括した3疾患の共通点は、『組織学的に白血球核の破壊がなく
(血管炎に当てはまらない)、真皮内の血管の血栓症である』としています。

○包括した3疾患
 ・リベド血管炎

2012年4月8日日曜日

自動翻訳サービス【熟考】・・・導入例と翻訳サンプル(個人様)


専門用語を調べる辞書として、翻訳作業の下訳として、英語文献の概要把握に、など、さまざまな用途で【熟考】をご活用いただいています。
医薬・バイオ・化学・電気電子・機械・ITなど科学技術分野の専門技術文書に対応。
下記以外のサンプルは、ご希望に応じてご用意しております。資料請求ページよりご請求ください。「無料お試し翻訳」でご確認いただくこともできます。是非お試しください。
原  文 510(k) Pre-market Notification is a type of regulatory application that's submitted by medical device manufacturers to the FDA.
【熟 考】
訳  文
510(k)市販前届出は、FDAに医療機器メーカーから提出される一種の承認申請である。
原  文 Hypoalbuminaemia is common in critically ill children with shock.
【熟 考】
訳  文
低アルブミン血症は、ショックを伴った危篤状態の小児に多い。
原  文 During mumps infection, the virus is shed heavily in respiratory secretions.
【熟 考】
訳  文
流行性耳下腺炎感染の間、ウイルスは、大量に気道分泌物中に排泄される。
原  文 As SARS is a diagnosis of exclusion, the status of a reported case may change over time.
【熟 考】
訳  文
SARSが除外診断であり、報告症例の状況は、時とともに変化する可能性がある。
原  文 A re-exposure to the offending allergens will often activate symptoms.
【熟 考】
訳  文
原因アレルゲンへの再曝露は、しばしば症状を活性化するだろう。
原  文 During development, telomerase expression is extinguished after embryonic differentiation in most cells.
【熟 考】
訳  文
発達段階で、ほとんどの細胞は、胎児期の分化が終わるとテロメラーゼの発現が消失する。
原  文 The statistical associations were considered significant when the p-value was
【熟 考】
訳  文
p値が
原  文 In early morning trading the Nikkei 225 average fell nearly 3 per cent.
【熟 考】
訳  文
早朝の取引では、日経225平均が約3%下落した。
原  文 Circuits on semiconductor chips are manufactured by applying photoengraving technology.
【熟 考】
訳  文
半導体チップの回路は、技術を写真製版することを応用することによって製造される。
原  文 The detailed pattern (mask) for semiconductor devices is transferred onto a wafer, and with the use of a technique called 'etching' (corrosion), a pattern is drawn on the silicon surface using light or an electron beam.
【熟 考】
訳  文
半導体デバイス用の詳細パターン(マスク)はウェーハの上に写され、「くっきり描く」(腐食)と呼ばれる技術を使って、パターンは照明を用いているシリコン表面または電子線で描く。
原  文 As for the wavelength of the light used, as miniaturization has progressed, light sources with ever-smaller wavelengths have been employed.
【熟 考】
訳  文
使用される光の波長に関してはずっと小さな波長を持った光源が用いられ、小型化は進んだ。
原  文 The scanning probe microscope (SPM) is a new type of high-resolution microscope developed in the 1980s.
【熟 考】
訳  文
走査型プローブ顕微鏡(SPM)は、1980年代、展開する新しいタイプの高分解能顕微鏡である。
原  文 The extremely fine explorer of the SPM enables viewing down to the molecular and atomic level of materials.
【熟 考】
訳  文
SPMの非常に細かいエクスプローラは、物質の分子レベルおよび原子レベルに下へ見ることを有効にする。
原  文 Research is underway on the use of the SPM for microfabrication technology (lithography), microscopic circuit patterns are exposed and transferred onto a wafer.
【熟 考】
訳  文
研究は微細加工技術(リソグラフィー)用のSPMの使用について進められており、微細な回路パターンは、曝され、ウエハ上に転送された。
原  文 With this technology, a miniature pattern is pressed with a mold into a soft resin.
【熟 考】
訳  文
この技術によって、縮小パターンは、軟質樹脂に成形にして押す。
原  文 Once the mold is made, all is ready-there is thus no need for the expensive light sources and electron guns, etc., required for conventional lithography.
【熟 考】
訳  文
一旦型が作られれば、すべては準備ができているそこにあり、従来のリソグラフィーに必要で、したがって高価な光源および電子銃の必要などではない。
原  文 Today, thanks to the development of technology, a notebook personal computer has the same capabilities of a supercomputer just 10 years ago.
【熟 考】
訳  文
現在、技術開発のおかげで、ノートブック型パーソナルコンピュータにスーパーコンピュータの同じ役割がちょうど10年前ある。
原  文 Thanks to its electrical properties and its workability, silicon is the most widely used of the natural elements that can be used for semiconductors.
【熟 考】
訳  文
電気特性とその加工性のおかげで、シリコンは、半導体に使われる可能性がある自然要素の殆ど大きく使用されたである。
原  文 Silicon is used to make diodes and transistors.
【熟 考】
訳  文
ダイオードおよびトランジスタを作るために、シリコンを用いる。
原  文 Yet as semiconductors become ever smaller, at around 10 nanometers or less, even the addition of impurities will no longer change the properties of the silicon.
【熟 考】
訳  文
約10のナノメートル以下で、まだ、よりす、常に小さくなる半導体として、不純物の添加さえが、もはやシリコンの特性を変更しない。
原  文 What is needed is an element that can work even with a nano-scale leading wire.
【熟 考】
訳  文
必要とされるのは、さらにワイヤーをリードしているナノスケールを持った仕事に取り組むことができる要素である。
原  文 A candidate here is the nanowire, a single-electron element leading wire with a diameter of just several tens of nanometers.
【熟 考】
訳  文
候補はここでナノワイヤーであり、ナノメートルのいくつかの数十だけの直径との単電子エレメントリード線。
原  文 For the creation of the nanowire, various fabrication techniques are used.
【熟 考】
訳  文
ナノ細線の形成については、様々な製造技術を用いる。
原  文 In one, metallic particles are grown from a core towards a specific direction, while in another, a molecular chain is grown with the use of a scanning tunneling microscope (STM).
【熟 考】
訳  文
一度で、金属粒子は走査トンネル顕微鏡(STM)を用いて、別に、分子鎖が成長する一方で、特定の方向に向けてコアから増殖する。
原  文 A semiconductor using completely new materials as alternatives for silicon.
【熟 考】
訳  文
シリコンの代替としての全く新しい材料を用いた半導体
原  文 The organic compound semiconductor is anticipated for use as an alternative material for silicon.
【熟 考】
訳  文
有機化合物半導体は、シリコンの代替材料としての使用で予期される。
原  文 One such device is the organic transistor, which can be made into a very thin film and formed, to a large extent, into a desired shape.
【熟 考】
訳  文
1つのそのようなデバイスは、所定形状に広い範囲への有機トランジスタ(薄っぺらフィルムにできて形成することができる)である。
原  文 It appears that the organic transistor can also be used for next-generation thin-film displays and integrated circuit (IC) tags.
【熟 考】
訳  文
有機トランジスタは、また次世代薄膜ディスプレイおよび集積回路(IC)タグが使用できるようにみえる。
原  文 Additionally, the carbon nanotube is also expected to be used in a transistors.
【熟 考】
訳  文
さらに、カーボンナノチューブはまたトランジスタを使用することが予想される。
原  文 Quantum dots are a technology that will enable completely new types of future computers.
【熟 考】
訳  文
量子ドットは、全く新しいタイプの未来のコンピューターを実現するだろう技術である。
原  文 Smaller and smaller miniaturization of the semiconductor has thus far accelerated improvements in computers.
【熟 考】
訳  文
より小さい半導体の小型化、そして、より小さい半導体の小型化は、ここまでコンピュータでの改善を加速した。
原  文 Yet, sooner or later, semiconductor miniaturization is bound to run into a huge wall.
【熟 考】
訳  文
さらに、そうばん、半導体の微細化は、巨大な城壁にぶつかるために拘束される
原  文 In an ultra-small semiconductor, the electrons that flow through transistors will not only behave as particles, but also as waves.
【熟 考】
訳  文
超小型の半導体では、トランジスタを流れる電子が粒子としてしかしまた波として単に行動をしないだろう。
原  文 At this scale, the existence of the electron itself becomes merely a possibility, and the function whereby information can be clearly divided into a '1' or a '0' is no longer possible.
【熟 考】
訳  文
この規模では電子自体の存在が単に可能性になり、そして情報が明白に「1」または「0」からなる可能性がある機能はもはや可能性がない。
原  文 Breaking through miniaturization barriers with the control of electron waves!
【熟 考】
訳  文
電子波の制御と共に小型化障壁を割って進む
原  文 A nanoelectronics technology that can control the behavior of electrons acting as waves, and thus break through the quantum barrier, is quantum dot technology.
【熟 考】
訳  文
波動として働いている電子の動作を制御し、こうして量子障壁を突破する可能性があるナノエレクトロニクス技術は、量子ドット技術である。
原  文 With this technology, an electron can be controlled by capturing it within a 'small box' (an electroconductive crystal) of the very small size of just several tens of nanometers.
【熟 考】
訳  文
この技術によって、電子は、ナノメートルのいくつかの数十だけの非常に小さいサイズの「小箱」(導電性の結晶)以内にそれを獲得することによって制御できる。
原  文 By changing the shape of this small box, one can also change the energy characteristics of the captured electron.
【熟 考】
訳  文
本小箱の形状を改良するなど、1はまた、捕獲された電子のエネルギー特性を変更できる。
原  文 Numerous possible applications have been proposed for quantum dots, and this technology will be essential in the support of the electronics field of the future.
【熟 考】
訳  文
多数の可能なアプリケーションは量子ドットに提案され、この技術は未来のエレクトロニクス分野サポートに不可欠であるだろう。
原  文 The most practical of these proposed applications is the quantum dot laser.

2012年4月5日木曜日

帯状疱疹後神経痛治療薬プレガバリン(1)



順天堂大学麻酔科学・ペインクリニック講座 先任准教授
井関 雅子

 本日は帯状疱疹後神経痛に対する新しい治療薬である、プレガバリンについて、ご紹介させて頂きます。

帯状疱疹とはどのような病気ですか

2012年4月4日水曜日

麻酔科・痛みセンター | 東京大学医学部附属病院


 

麻酔科・痛みセンターは2つの名前が併記されていますが、1つの診療科です。麻酔のための特別なトレーニングを積んだ麻酔科医が、曜日によって手術室あるいは外来にでています。手術室では「手術のための麻酔」、外来では「痛みの治療」や「手術前の診察」を行っています。
麻酔には、全身麻酔と局所麻酔があります。全身麻酔は大脳に薬を作用させて、意識を無くし痛みを感じないようにします。局所麻酔は手術部位の神経を局所麻酔薬で麻痺させて、痛みを感じないようにします。外来の麻酔科・痛みセンターでは、局所麻酔と薬物療法を痛みの治療に応用しています。
また、麻酔科医は手術中に循環管理や呼吸管理をすることから、集中治療室でも活躍しています。一方、外来での痛みの治療は、緩和ケアにおける痛みのコントロールに非常に役立ちます。緩和ケア病棟でも麻酔科医の知識と経験が生かされています。
ここでは、手術室における麻酔と、外来の痛みセンターにおける痛みの治療について、さらに詳しくご説明致します。

麻酔科・痛みセンターの医師が果たす役割は大きく分けて二つあります。一つは手術室での手術麻酔管理で、もう一つは麻酔科・痛みセンター外来および病棟での痛みに対する治療です。

手術室
手術を受ける患者さんにとって麻酔は絶対不可欠です。麻酔無しに手術を受けられることはありえません。また、麻酔科医は麻酔をかけるだけではなく、刻一刻とかわる患者さんの状態を把握し、手術室にいる全員(外科医、看護師、臨床工学技士)とコミュニケーションをとって、患者さんに最適な医療を提供するためのカギとなる存在です。

A: 麻酔とは?
麻酔を構成する要素は、鎮痛(痛みをとる)・鎮静(眠らせる)・不動化(動かなくする)・有害神経反射の防止(手術中に起こりうる体に有害な神経の異常な反応を防ぐ)の4つです。
麻酔方法としては、全身麻酔・硬膜外麻酔・クモ膜下脊髄麻酔・その他の各種神経ブロック(腕神経叢ブロック、閉鎖神経ブロック、局所浸潤麻酔など)があり、お受けになる手術の内容と患者さんがかかえていらっしゃる合併症(お受けになる手術の対象疾患以外の病気)を総合的に判断して、安全かつ確実であると考えられる麻酔方法が選択されます。選択される麻酔方法は1種類のこともあれば、複数の麻酔方法の組み合わせであることもあります。

2012年4月2日月曜日

歩行と激しい運動、循環器疾患の予防効果は同程度。



歩行と激しい運動、循環器疾患の予防効果は同程度。

米国の閉経後女性73,743人を約3年間追跡したところ、心筋梗塞や脳卒中などの循環器疾患に対する予防効果は、歩行でも激しい運動でも同じくらいだった。ハーバード大学のグループによるこの研究は、ニューイングランドジャーナルオブメディシン2002年9月5日号に報告された。

運動ガイドラインの変遷

心筋梗塞や脳卒中などの循環器疾患に対して、運動が予防効果を持つことは、以前から知られていた。そのため、いろいろな政府機関や専門家団体が、健康のために運動を勧めるガイドラインを公表している。

かつては、激しい運動を勧めるガイドラインが多かった。例えば、1986年に米国スポーツ医学協会が示した指針では、「20分以上の激しい運動を、週に3回以上」するよう勧めていた。

ところが最近では、「30分以上の中程度の運動を、ほとんど毎日」するというような、より軽度の運動を勧めるガイドラインが中心になっている。

けれども、ウォーキング程度の中等度の運動が、激しい運動と比べてどの程度の効果があるのか、まだよく分かっていない。研究グループは、この問題を検討した。